本研究は人による目視検品と検品機械による自動検品の検品精度を同時に向上させるシステムの構築が目的である.検品対象は歯科医療に使用するドリル状器具とし次の3つのツールの開発と導入効果の測定を行う.完成したシステムは(1)ラベル付けツール(2)検品訓練ツール(3)自動判別ツールの3つのツールで構成される.検品対象製品は(1)ラベル付けツールで良品と不良品の分類が行われ,その基準を元に検品担当者は(2)検品訓練ツールで検品の訓練を行い,自動検品機械に組み込まれる(3)自動判別ツールの分類モデルを作成する.(2)検品訓練ツールで得られた結果を(3)に反映させることによって判別精度の向上が確認できた.
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