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2022 年度 実施状況報告書

睡眠不足の維持増悪に関連する心理的機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K13847
研究機関国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

羽澄 恵  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 公共精神健康医療研究部, 研究員 (00799174)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード慢性睡眠不足症候群 / 睡眠医療 / 就床 / 睡眠不足 / 睡眠時間 / クロノタイプ
研究実績の概要

慢性睡眠不足患者の背景の一因となっているであろう就床先延ばし行動を同定するため、Bedtime Procrastination Scale日本語版の開発および信頼性・妥当性の検討に取り組んできた。当該尺度の開発にあたって、翻訳・逆翻訳を行った後に、慢性睡眠不足が想定される者を対照にコグニティブインタビューを実施し、尺度の包括性等を確認することで内容的妥当性の担保を行った。そのうえで、オンライン調査によってデータ収集を行い、尺度の構造的妥当性や基準関連妥当性、内的一貫性、再検査信頼性等の検証を行った。最終的に、多言語版とは異なり1項目除外した2因子構造が最も構造的に妥当性が高いことが示された。本研究は、現在学術雑誌に投稿するため執筆中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定通り、尺度の開発及び信頼性妥当性の検証を進めることができている。

今後の研究の推進方策

開発および信頼性・妥当性の検討を行った尺度に関する論文の投稿をすすめるとともに、睡眠不足傾向と就床先延ばし傾向の関連、および就床先延ばし傾向に関連する要因についての調査に着手していく。研究倫理委員会への申請及びデータ収集をおこなっていく。

次年度使用額が生じた理由

尺度開発に伴って発生する費用および論文執筆費用に伴う費用が当初の見積もりより安価であったため、本年度の支出を抑えることができた。翌年度は、当初より支出を抑えられた分を、新たな調査の実施に充てたいと考えている。具体的には、当初の計画よりも大きいサンプルサイズや追跡調査の実施が可能になると考える。さらに、国際誌への投稿や学会での発表等、本研究に関連する成果を公表する機会を、より多く設けていきたい所存である。

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公開日: 2023-12-25  

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