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2023 年度 研究成果報告書

アザイリド形成に基づく新奇モノメリック型/ジェミニ型両親媒性分子の創製

研究課題

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研究課題/領域番号 22K14662
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
研究機関東京工業大学

研究代表者

山科 雅裕  東京工業大学, 理学院, 助教 (80847153)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード両親媒性分子 / アザイリド / シュタウディンガー反応 / 自己集合 / 分子内包 / 偶奇性
研究成果の概要

本研究では、申請者らが開発した両親媒性分子の開発方法を活用し、三置換ホスフィンの構造的特徴を活かした様々なモノメリック型/ジェミニ型両親媒性分子の開発を行い、その超分子的挙動を含めた機能調査を行った。具体的には、高疎水性部位あるいは湾曲面を有するリン化合物を基盤としたモノメリック型両親媒性分子、二座ホスフィンを基盤としたジェミニ型両親媒性分子を研究対象とした。本手法で得られた多くの両親媒性分子は、高い加水分解耐性を有し、また、水中で高いミセル化能と疎水性分子の内包能を示した。特に、ジェミニ型両親媒性分子については、アルキル鎖の長さに応じて特異な集合能が発現することが判明した。

自由記述の分野

超分子化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、申請者独自の手法を発展させ、高疎水リン化合物と汎用的な二座ホスフィンに親水基を導入することで、高い機能を有する両親媒性分子を開発することに成功した。一連の成果は、古典的もしくは近年報告されている両親媒性分子のいずれとも異なり、三置換ホスフィンの構造特性に由来するものである。さらにこの過程で、本手法の適応範囲の探索にも達成した。今後は得られた知見を活用し、より高い分子内包能を有する両親媒性分子の開発や、難溶性物質の水溶化と物性調査、触媒反応場の構築など、安価な原材料から高付加価値材料の創出と応用に向けた研究を展開していく。

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公開日: 2025-01-30  

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