MEA上に培養した感覚ニューロンに陰性化合物と抗がん剤を暴露した後の免疫染色画像、インピーダンス値の変化を計測した。本成果より、インピーダンス値の変化に着目することで形態学的変化が起きる濃度より低濃度で末梢神経障害を検出可能であった。次に添加24時間後の染色画像の機械学習を用いて、より低用量での差異が検出可能なAIを作成した。作成したAIは未学習データにおいても、陰性化合物を陰性と判定し、Vincristineを陽性と判定した。さらに、ミエリン障害陽性化合物であるSuraminの毒性を10μMから検出した。作成したAIはこれまで検出が出来なかった用量での薬剤性ミエリン障害の予測が可能であった。
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