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2023 年度 研究成果報告書

新規Helicobacter cinaedi由来病原因子の構造解析と病原性評価

研究課題

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研究課題/領域番号 22K15465
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49050:細菌学関連
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

青木 沙恵  国立感染症研究所, 細菌第二部, 研究員 (10908453)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワードHelicobacter cinaedi / autotransporter protein
研究成果の概要

Caco-2細胞およびHT29細胞にH. cinaediを感染させ、lactate dehydrogenaseを測定することで細胞傷害性を評価したところ、HcaAの欠損によって傷害性が有意に低下した。また細胞への接着実験では、HcaAの欠損によりCaco-2細胞への付着菌数が有意に減少した。C57BL/6マウスに野生株およびHcaA欠損株を感染させ、感染後7、14、および28日目に細菌の定着を評価したところ、HcaAの欠損により定着菌数が有意に減少した。

自由記述の分野

細菌学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果は、H. cinaedi が産生するタンパク質であるHcaAが病原性を有しており、感染病態に寄与している可能性を示した。特に、HcaAによる接着能は生体内においても認められたことから、H. cinaediの感染成立に寄与していることが明らかとなった。したがって、多様な感染病態を示す H. cinaedi 感染症における HcaAの役割を明らかにし、Helicobacter 属菌の新規病原因子の解明や、H. cinaedi 感染メカニズムに対する理解につながることが期待されるものである。

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公開日: 2025-01-30  

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