これまでにデジタルPCRを用いたNUDT15 多型のディプロタイプ解析が可能であった報告はなかったが、本研究ではNUDT15 多型の有無に加えてディプロタイプ解析まで必要だった1症例について、デジタルPCRを用いた解析が可能であることを示した。また、複合ヘテロ接合性多型であった場合は、既報告と同様にホモ接合性多型と同程度に6-MPの減量が必要であることを示した。 本研究ではNUDT15 多型のディプロタイプ解析まで必要だった症例が1例のみであったため、今後さらなる症例を集積し他の多型についても同じ方法で解析が可能かどうかを検討する必要がある。
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