• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

部位別腎病理スコアと機能学的メタボローム解析を融合した新規腎病理評価系の確立

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 22K16238
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

今泉 貴広  名古屋大学, 医学部附属病院, 特任助教 (40867769)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード腎病理 / 糸球体腎炎 / ネフローゼ症候群
研究成果の概要

腎生検情報を部位別に評価し、臨床情報と合わせて包括的な腎病理評価の基盤構築に取り組んだ。ネフローゼ症候群とANCA関連血管炎を対象に臨床的検討を実施し、特に微小変化型ネフローゼ症候群の診断に有用なSelectivity indexの診断精度が腎機能障害時に低下することを見出した。また、ANCA関連血管炎の疾患頻度の変化を記述した。腎生検レジストリー用の臨床情報収集フォームを作成し、安全なデータ収集システムを構築した。今回の評価方法を基に、様々な疾患の代謝物測定を行い、診断予測と治療反応性予測の精度向上を目指す。

自由記述の分野

腎臓病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果により、腎疾患の診断精度の向上、疾患理解の深化、安全なデータ収集が得られた。腎生検情報を部位別に評価し、臨床情報と組み合わせることで診断精度が向上した。特に微小変化型ネフローゼ症候群の診断におけるSelectivity indexの役割を明確にし、腎機能障害時の診断精度低下に注意を促した。疾患頻度の変化を記述し、病理学的変化を分析することで、流行状況やリスク要因の理解が深まった。新たな知見は得られなかったが、今後の予防や治療法の開発に資すると期待される。安全なデータ収集法の開発により、臨床研究の質と安全性が向上し、今後の研究や診療で重要な役割を果たすことが期待される。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi