バセドウ病におけるTSH受容体由来抗原ペプチドに反応するT細胞を同定し、そのTCR配列発現遺伝子及び細胞表面マーカーを明らかにすることを目的として検討を実施した。Basedow病患者から採取したPBMCを用いてシングルセルシーケンスを実施した。TSH受容体LGR3のオーバーラップペプチドで刺激した際に各種T細胞で有意な変化を認めた。TCRレパートリー解析では、全細胞、Memory CD4 T-cell、 Memory CD8 T-cell、T-regにおいて、TRAではTRAV29/DV5/ TRAJ42、TRBではTRBV10-3/ TRBJ2-1のペアが頻繁に観察された。
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