本研究はTNBCに対する免疫チェックポイント阻害剤の治療効果予測のため腫瘍微小環境における免疫応答機序を解明することを目的とする。TNBCは他サブタイプに比べ細胞浸潤に関与し予後との相関報告されているpre-B-cell leukemia homeobox 4(PBX4)と、変異によってNK細胞機能が低下しICI治療抵抗性が報告されているkiller cell immunoglobulin-like receptor 3 Ig domains and short cytoplasmic tail1(KIR3DS1)はTNBCで高発現であった。さらにPBX4はBRCA陽性BCでも高発現であった。
|