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2023 年度 研究成果報告書

肝内胆管癌治療戦略樹立を目指した亜分類ならびに背景因子を踏まえた腫瘍微小環境解析

研究課題

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研究課題/領域番号 22K16495
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関大阪公立大学

研究代表者

木下 正彦  大阪公立大学, 大学院医学研究科, 病院講師 (30896303)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード肝内胆管癌 / 腫瘍微小環境
研究成果の概要

肝内胆管癌(ICC)における各亜分類(small / large duct型)別の臨床病理学的検討を行い、両者の特徴を比較した。その結果、large duct型ではリンパ節転移や肝門部脈管浸潤例が有意に多いことが明らかとなり、各亜分類において至適な外科治療戦略が異なる可能性が示唆された。また、腫瘍微小環境解析ではsmall duct型の一部で樹状細胞による抗原提示から癌免疫編集が高度に生じている症例が認められることが明らかとなった。これにより、至適な薬物治療戦略についても亜分類で異なる特徴を示す可能性が示唆される。

自由記述の分野

肝胆膵外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

WHO分類に示された肝内胆管癌の亜分類について、両者の詳細な臨床病理学的な差異はこれまで明らかではなかった。本研究により、肝内胆管癌の亜分類が外科手術および薬物療法を含む治療戦略樹立に影響を及ぼすことが示唆された。
代表的な難治癌の1つである肝内胆管癌において、至適な治療戦略樹立を目指したバイオマーカー探索は重要な役割を果たす。本研究で亜分類が治療に及ぼす影響が示唆されたことで、これを踏まえて今後治療戦略を再考していく必要がある。これは肝内胆管癌治療成績向上に大きく寄与していく可能性を有する。

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公開日: 2025-01-30  

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