マルチサンプリングにより採取したヒト膠芽腫検体を用いて空間情報を追加した一細胞RNAシークエンスを行った。膠芽腫4症例14箇所の検体を用いてシークエンス解析を行った。腫瘍の中央部ではマクロファージ、深部ではoligodendrocyte precursor cell が多く含まれ、採取部位による含有細胞組成の不均一性を確認した。Mesenchymal-like、Astrocyte-like、Oligodendrocyte precursor cell-like、Neural precursor cell-likeといった膠芽腫細胞の遺伝子発現パターンについても採取部位による不均一性を確認した。
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