着床前子宮DCsの免疫寛容誘導に関するさらなる解析のため、サブセット解析を行った。IDO陽性細胞はIL-10の産生などを介して、免疫寛容の誘導に関わる。Allo妊娠マウスDay3.5の子宮DCsの解析で、PD-L2の発現は認めるものの、IDO陽性のサブセットは認めなかった。今回の検討ではtolerogenic誘導DCサブセットとしての選択肢拡大には至らなかった。 着床前子宮DCsの動態は先行報告の通りであるが、同時期のTregsの動態も示すことで、より詳細な免疫寛容誘導を検証することとした。着床前子宮のTregsの動態もDCsと同様な変化を認め、DCs-T cells間の連動性を確認した。
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