TGF-βR、EGFR阻害剤処置で認めた繊毛形成の亢進はアミカシン処置により抑制された。また、アミカシン処置で誘導されたアポトーシスがデキサメタゾン処置により抑制され、Caspase3の発現抑制を認めた。 各種増殖因子、シグナル伝達阻害剤による変化の検討ではTGF-β、EGFR、JNK、PYK2、PKCa 阻害剤処置により細胞遊走能の明らかな抑制がみられ、3細胞間タイト結合蛋白であるトリセルリンの明らかな膜への発現誘導がみられた。HDAC阻害剤処置により明らかなアポトーシスの誘導がみられ、一方で、mTOR阻害剤のラパマイシン前処置によるHDAC阻害剤のアポトーシス誘導の阻害が確認された。
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