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2023 年度 研究成果報告書

ビスホスホネート製剤が骨特異的血管および血管周囲細胞に及ぼす影響

研究課題

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研究課題/領域番号 22K17000
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57010:常態系口腔科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

山本 知真也  北海道大学, 歯学研究院, 招へい教員 (50928299)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワードビスホスホネート / 骨特異的血管 / 骨芽細胞
研究成果の概要

本研究では、破骨細胞抑制に作用するビスホスホネートが、骨組織に存在する骨特異的血管や周囲細胞に与える影響、および、骨特異的血管と骨芽細胞系細胞の相互作用に対するビスホスホネートの作用を明らかにする目的で、ビスホスホネート製剤であるアレンドロネートを投与したマウスの微細構造学的解析を行った。その結果、アレンドロネートを投与により、骨特異的血管の管腔径狭小や血管壁の形態異常が認められるとともに、破骨細胞が完全に抑制される以前から骨芽細胞抑制が生じており、骨特異的血管と骨芽細胞のinteractionが存在する可能性が推測された。

自由記述の分野

組織学、骨代謝学、微細構造学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、骨粗鬆症治療薬として用いられるビスホスホネート製剤(アレンドロネート)が、従来報告されていた破骨細胞のみならず、骨特異的血管や骨芽細胞系細胞に対しても抑制的に作用する可能性が示唆された。このことは、これまで破骨細胞抑制一辺倒で考えられていたビスホスホネート製剤の作用機序に一石を投じるものである。また、骨芽細胞抑制については、ビスホスホネート製剤の直接作用であるのか、あるいは、骨特異的血管を介した間接作用であるのか、今後検討してゆく必要があると思われる。

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公開日: 2025-01-30  

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