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2023 年度 研究成果報告書

分散型ナノ材料を利用した新規抗菌性義歯の創製

研究課題

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研究課題/領域番号 22K17123
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関大阪歯科大学

研究代表者

田代 悠一郎  大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (50823514)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード義歯 / TNT
研究成果の概要

本申請研究では,TNTを利用することで細菌付着を抑制し,義歯の機械的性質を劣化させない新規義歯用材料を開発することで,高齢者の患者においても口腔内の清掃状態を管理し,患者のQOLを維持できる補綴材料の提供を目指す.PMMAに導入されたTNTにより義歯床用レジンに抗菌性が付与され,しかも義歯床用材料として性質が損なわれないことも示唆された.今後,TNTを分散させる手法が必要になると推察される.この成果を応用することで更なる新たな抗菌性歯科材料の開発が可能となり,今後ますます進む高齢社会において,義歯使用患者のQOLの向上に寄与することが可能であると期待できる.

自由記述の分野

歯科補綴学

研究成果の学術的意義や社会的意義

TNTは、チタンを主要材料としているインプラント治療において研究が進んでおり、国内・海外にて多く行われている。しかし、チタニアナノチューブを義歯材料に応用している研究は少ない。国内外において、医療技術の発達から高齢者は増加傾向にあり、それに伴い義歯装着者は増加しているため、義歯に関する研究は今後重要視されるようになると思われる。今まで、既存のアクリルレジン内に含まれる粒子の大きさ等の改善は行われてきているが、義歯材料自体に他材料を追加して、義歯材料の欠点を改善することは従来の材料を継続的に使用している歯科界において新たなる改革であると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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