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2023 年度 研究成果報告書

CAD/CAM冠の変形挙動解析とAIを用いたトラブル発生要因の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 22K17127
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関東北大学

研究代表者

勝田 悠介  東北大学, 歯学研究科, 非常勤講師 (70781277)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワードCAD/CAM冠 / 接着性レジンセメント / 破折強度 / 熱分析
研究成果の概要

本研究の目的はCAD/CAMレジン冠のトラブル発生について、支台歯形態とその脱離の予知性について評価することである。セメント、支台歯の材質やその違いについて注目し、荷重に対するクラウンの変形を評価することでCAD/CAMレジン冠の予後に影響する因子を検討した。
支台歯の材質、接着性レジンセメントの種類、セメント厚みなどの条件について検討し、クラウン材料の破壊に影響することが示唆された。また接着性レジンセメントの重合条件が弾性係数に影響し、クラウン材料の破折強度に影響し得ることが考えられた。熱分析によるレジンの重合度評価では概ね妥当な結果を得られ、今後新たな観点からの評価手法として期待される。

自由記述の分野

歯科補綴学

研究成果の学術的意義や社会的意義

CAD/CAMレジン冠の脱離トラブルの抑制のためには、これまで接着に注目した研究が多く報告されてきたが、クラウンの弾性係数やひずみに着目した報告は少ない。本研究ではCAD/CAMレジン冠の支台歯の条件や接着性レジンセメントの種類、セメント厚み、重合度に着目し、それらの条件の違いによりクラウン・セメント・支台歯の複合的な変形に影響する可能性が示唆され、予後に影響し得ることが示された。また今回熱分析によるレジンの重合度の評価を試み、新たな観点からの重合度の評価方法として期待されることを示した。

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公開日: 2025-01-30  

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