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持久運動トレーニングを継続することでミトコンドリア量・機能が向上することは知られていたが、その際のミトコンドリアを構成する脂質分子の変化や生合成機序は不明であった。また、哺乳類は生合成できる脂肪酸に限度があり、必須脂肪酸を外部より摂取する必要がある。必須脂肪酸のうち、リノール酸は骨格筋ミトコンドリアのカルジオリピン分子産生に必須であるため、摂取量の違いがミトコンドリアにどのような影響を及ぼすかを把握することは重要である。本研究成果は持久運動トレーニングによるミトコンドリア機能向上をリノール酸摂取がさらに増強することを示し、骨格筋機能維持を目標とした運動×食事介入法の構築に結び付くと期待される。
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