研究課題/領域番号 |
22K18624
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
加納 圭 滋賀大学, 教育学系, 教授 (30555636)
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研究分担者 |
水町 衣里 大阪大学, 社会技術共創研究センター, 准教授 (30534424)
塩瀬 隆之 京都大学, 総合博物館, 准教授 (90332759)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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キーワード | ろう児・難聴児 / アクティブラーニング / 科学探究 |
研究実績の概要 |
下記3点が本研究の目的である。「包摂性の深化」と「授業・評価の進化」を往還させ、その開発結果だけでなく、開発手法自体をも教員研修等を通して普及展 開する。 1.ろう・難聴児をも対象としたよりインクルーシブ(包摂的)な科学探究を促すアクティブラーニング(AL)型授業の開発 2.包摂性および探究スキル習熟度評価のための質的評価指標(ルーブリック)の作成 3.上記授業群・評価指標を用いた、包摂的な科学探究促進AL型授業の体系化と普及展開 本年度は計画通り、3.開発教材を活用したインクルーシブな科学探究促進アクティブラーニング型授業群開発、4.受講児童生徒の質的データを踏まえた「包摂性」「科学探究スキル」ルーブリック開発に取り組んだ。結果としてアクティブラーニング型授業群の開発を終え、包摂性とスキルの評価項目を設定した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ろう児・難聴児向けの手話・字幕付きの教材を開発し、対面での教育プログラムを実施してきた。その過程で、包摂に必要な観点や身に付けた科学的探究スキルを評価する評価項目を設定することができた。ただし、コロナ禍の影響が収束に向かいオンラインから対面実施に切り替えたために、評価項目がオンラインの際と異なってきたところもある。その点については遅れが見られている。
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今後の研究の推進方策 |
予定通り開発インクルーシブAL型授業群の体系化を行っていくとともに普及展開に努めたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
オンライン実施から対面実施へと切り替わるなどの社会情勢への対応に伴って支出計画が随時修正されたため。
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