研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究ではこの空中音響ピンセットのロバスト性を向上させる.実用化へ至るための要素技術として,アレイ処理とリアルタイム適応位相振幅制御を組み合わせることで,空中音響ピンセットを深化させる.位相・振幅制御と安定した増幅が可能なシステムをコンパクトに実装した.小規模化・最適化により使用する電流が少なくなった.電源供給はモバイルバッテリーを2つ使うことで,システムを商用電源から切り離した.すなわち,コンパクト空中音響ピンセットはオフグリッド化に成功し,システムのウェアラブル化の可能性を示した.
計測工学
空中における非接触操作の検討は工学,薬学,化学などの分野で有用である.非対向型超音波振動子アレイを用いることで,ロボットアームなどのメカニカルアームの先端に取り付けることも可能となる.超音波振動子アレイを用いた空中音響制御技術への貢献がある.