アストロサイトは脳内で重要な役割を担うことが明らかになりつつあるが、神経細胞と異なり電気活動を示さないため、活動性指標はカルシウム濃度に基づき、マクロな視点でのアストロサイト活動評価は困難である。本研究では、アストロサイトの脳内における活動の意義を明らかにするために、アストロサイトの活動性を反映するバイオマーカーを確立することを目指した。マウスのアストロサイトのカルシウム濃度をDREADDで操作し、このときの脳内環境の変化を、種々のイメージングバイオマーカーで評価をしたところ、超偏極13Cピルビン酸及び18F-FDG-PETがアストロサイトの活動を反映するイメージングになる可能性が示唆された。
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