研究課題
研究活動スタート支援
当初の計画通り、日本における企業のインフレ予想と自然利子率の推計および、金融政策の効果の推計を計量経済学の手法を用いて行い、金融政策の効果について新たな知見を得ることができた。また、本成果の社会的な還元を企図して、インフレ予想の推計値について、学界、政策当局者、市場関係者等が自由に使えるデータとして一般公開を行った。
計量経済学
日本の企業のインフレ予想のデータについて、これまで長期時系列が存在しなかったが、今回の研究でそれを作成し、誰もが使えるようになったことは、当分野の研究の発展や経済動向のより綿密な把握に貢献することが期待される。また、自然利子率や金融政策の効果の推計結果は、今後の金融政策のあるべき姿について議論するうえで重要なエビデンスとなることが期待される。