研究課題
研究活動スタート支援
イメージングプレート(IPs) を高性能化することにより新たな応用先を開拓すべく、低フェーディングかつ高感度のIPs用蓄積型蛍光材料の開発を目的とし、アルカリハライド透明セラミックスの開発を行った。放電プラズマ焼結法によりアルカリハライドの透明セラミックス化や複合アニオン化を行うことで、従来品より高感度な蓄積型蛍光体の開発に成功した。
材料工学
従来のイメージングプレート(IPs)に使用されていた不透明な蓄積型蛍光体に代わり、透明セラミックスを用いることで高感度化および高空間分解能化に貢献した。さらにIPsが透明であるため、共焦点顕微鏡等の読み出し装置を用いることで量子ビームの飛跡等が取得可能であるなどIPsの用途拡大に繋がる可能性を示した。また様々な透明セラミックスの開発にも成功したことで材料工学的にも新たな知見になると思われる。