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2023 年度 研究成果報告書

骨の生理的・病的酸性化がもたらす骨代謝の変化における骨細胞の役割の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 22K21069
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関昭和大学

研究代表者

天田 かおり  昭和大学, 歯学部, 助教 (90966186)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
キーワード骨細胞 / 骨代謝 / 細胞外酸性化 / 骨のリモデリング
研究成果の概要

本研究は、骨細胞による骨代謝制御に細胞外酸性化が与える影響を分子レベルで明らかにすることで、細胞外酸性化が骨代謝にどのような影響を与えるかを解明することを目的としている。我々は、骨細胞によるスクレロスチンとOPGの発現・分泌が細胞外酸性化で促進されることを発見した。骨細胞の細胞外酸性化受容機構の解明に関して、細胞外酸性化の受容体としてGPR68/OGR1の可能性が高いと考えられるため、GPR68/OGR1を遮断することで骨代謝制御を行うことができるのではないかと考えられた。

自由記述の分野

骨代謝

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨細胞を酸性下に培養することで骨形成を抑制するスクレロスチンの発現が増加することが発見された。骨細胞の細胞外酸性化の受容体として、GPR68/OGR1の可能性が高いことが示唆されている。酸性環境下での骨代謝回転の制御を理解することは、がんの骨転移をはじめとする病的酸性化を生じる骨疾患に対する治療に有用な情報をもたらすことが期待され、臨床的意義は非常に大きい。

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公開日: 2025-01-30  

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