• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

日本における有尾類致死性菌イモリツボカビの初モニタリング研究

研究課題

研究課題/領域番号 22KF0320
配分区分基金
研究機関琉球大学

研究代表者

富永 篤  琉球大学, 教育学部, 教授 (60452968)

研究分担者 LASTRA GONZALEZ DAVID  琉球大学, 教育学部, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2023-03-08 – 2025-03-31
キーワードイモリツボカビ / カエルツボカビ / qPCR / 有尾類
研究実績の概要

今年度は、北海道から沖縄までの野外の約1010個体のサンプルに加えて、飼育下の48種約290個体分の両生類のスワブサンプルを採材して、qPCR、PCR+サンガーシーケンサーによる配列確認の2種類の方法で、イモリツボカビの検出を行った。また、同じサンプルを用いて、カエルツボカビの検出もqPCRによって行った。その結果、野外の個体では4個体のみがqPCRでイモリツボカビ陽性と判定された。また、qPCRで増幅結果が疑わしいと判断された個体を中心にPCRで増幅確認し、その産物の配列をサンガーシーケンサーで確認した。その結果、6個体からNCBIに登録されているイモリツボカビを100%一致の配列が得られた。これらもイモリツボカビ陽性と判断した。沖縄のシリケンイモリを含む野外の有尾類数種がイモリツボカビが検出された。また、野外のサンプルでは、イモリツボカビとカエルツボカビの両方が陽性となるサンプルも確認できた。飼育下のサンプルからはqPCRでは検出されなかったが、PCR産物の配列データでイモリツボカビの配列が得られたものが複数あり、それらは陽性と判断した。これらについて、野外のデータと飼育下の両生類のデータをそれぞれ別に二つの原稿にまとめて現在投稿中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

予定していた研究計画は順調に進んでおり、さらにイモリツボカビの検出方法に関する新たな研究計画なども進めており、成果としての論文も投稿中である。

今後の研究の推進方策

最終年度になる2024年度は、得られたデータをできるだけ論文化し、国際学会で発表することを検討しいる。

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi