今後の研究の推進方策 |
大学再開後に,引続きアリゲーターの中型個体の歩行トライアルとひずみ解析を行う.安楽死処置後に順次,四肢骨の安全率測定,骨組織の材料特性の測定,uCT撮影を行う.並行して,セントオーガスティン・ワニ園(フロリダ州)にて,アリゲーターの大型個体(体長2.0~3.5m)のビデオ撮影を行う.これに加え,10月にインドのChambal Riverにてインドガビアルのロコモーション測定を計画している.但し,COVID-19の状況次第で計画が中止になる可能性がある. 10月以降,イェール大学ピーバディ博物館,アメリカ自然史博物館で,化石ワニ(Deinosuchus sp., Crocodylus affinis, Leidyosuchus sp., Goniopholis sp., Thoracosaurus sp., Allognathosuchus mooki, Pristichampsa vorax, Necrosuchus ionensis)のCT撮影を行う.データの解析を進め,ワニ類の体サイズ依存の姿勢変化の論文をまとめ投稿する.米国統合・比較生物学会(2021年1月)に参加し成果発表する.
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