研究課題
3年計画の最終年度となる平成25年度は、24年度に実施した東京都杉並区、神戸市灘区・東灘区での質問紙による若者調査・中年調査の本格的なデータ分析に取り組み、各班の検討や全体研究会、学会報告準備会、出版打合せ会、国際シンポジウムを実施し、分析の深化を図って、学会発表、海外研究者との意見交換、論文・図書の公刊などの研究活動を進めてきた。(1)4月~9月:調査データの分析と発表準備・・・前年度にデータセットの完成と基礎集計結果の整理まで終了したが、今年度は本格的なデータ分析をおこなった。分析の焦点としては、①1992年、2002年、2012年の3回のデータ比較、②2012年調査での若者と中年のデータ比較、③1992年、2002年、2012年のデータでのコーホート分析などである。各班で検討し、その成果を全体研究会で報告し、さらなる検討を加えていった。(2)10月~11月:学会発表ならびに国際シンポジウムの開催・・・10月の日本社会学会大会で各班のテーマ別の代表による研究成果を報告し、国内の若者研究者・ライフコース研究者などと意見交換をおこなった。また、2014年開催のISA世界社会学会議・横浜大会のプレ企画などとの連携も図りながら、フィンランドや台湾の海外研究者を招聘し、国際ワークショップを開催して、グローバル化の進む国際的潮流の中で現代日本の若者研究がどのように位置づけられるのか議論を深めた。(3)12月~3月:研究成果のとりまとめと公表・・・最終年度であることから研究成果の取りまとめを行い、各種論文発表や学術図書の出版準備を行った。過去3回のデータ比較により、自分を貫くことや自分らしさへの意識が多少薄れてきている傾向や将来より現在を大切にする志向の継続など、世代比較により若年層の方が周囲の反応に敏感であるなど、今回の調査設計により明らかになった特徴もある。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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『社会教育』
巻: 812号 ページ: 26-33
聖徳大学生涯学習研究所紀要『生涯学習研究』
巻: 12号 ページ: 23-32
『児童心理』
巻: 2014年6月号臨時増刊 ページ: 印刷中
『公衆衛生』
巻: 2014年7月号 ページ: 印刷中
『新情報』
巻: 101号 ページ: 11-19
『神戸山手大学紀要』
巻: 第15号、 ページ: 153-162
http://jysg.jp/