本研究では、まず、IoT装置も含めた様々な装置に対するサイバー攻撃を観測するIPv6ベースのハニーポットを開発した。また、 疑わしいトラフィックを識別するSVMベースのアルゴリズムを提案した。さらに、それらのトラフィック中で、マルウェアによって引き起こされる通信を検出する、ファジーハッシュベースのアルゴリズムも開発した。一方で、正常なデータと悪意ある通信に完全に分離された教師データを準備することは不可能であるため、これらのアルゴリズムは、教師データなしで利用できるように開発した。 これらの技術を、実環境または実ネットワークから得られたベンチマークデータで評価し、それらの有効性を確認した。
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