研究課題/領域番号 |
23310189
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
村本 邦子 立命館大学, 応用人間科学研究科, 教授 (70343663)
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研究分担者 |
村川 治彦 関西大学, 人間健康学部, 准教授 (20527105)
小田 博志 北海道大学, 文学研究科, 准教授 (30333579)
吉 げん洪 立命館大学, 応用人間科学研究科, 教授 (60288694)
金丸 裕一 立命館大学, 経済学部, 教授 (80278473)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 平和教育 / 東アジア / 歴史 / トラウマ / 世代間連鎖 |
研究概要 |
最終年度である平成25年度は、HWHプログラムの成果とインタビューによって得られたデータの分析、国際会議などでの検討結果に基づき、日本と中国の戦後世代のための新たな歴史平和教育プログラム「東アジア型HWHプログラム」を確立し、国内外で研究成果の公開を行った。 具体的には、最終版としての「東アジア型HWHプログラム」を9月18~21日、中国・南京師範大学にて実施し、9月21日、国際シンポジウム「アジアの戦後世代の歴史平和教育をつくる」にて成果した。10月21日、台湾・台北国立台北教育大学にて開催された国際表現性心理療法シンポジウムで、「表現療法を用いた歴史のトラウマの世代間連鎖と和解修復の試み」として、11月10日、明治学院大学で行われた日本平和学会2013年度秋季大会で、「暴力の世代間連鎖を断ち切る~日本・中国の戦後世代による『和解』ワークショップの試みから」として報告した。なお、これらは、立命館大学人間科学研究所『日中戦後世代を対象にした新たな東アジア型歴史・平和教育プログラムの開発~国際セミナー「南京を思い起こす2013」の記録とHWH7年の成果』、『戦争と平和を問い直す~平和学のフロンティア』(君島東彦・名和又介・横山治生編、法律文化社、2014年4月)の第五章「暴力と戦争のトラウマに向き合う心理学」として出版した。 加えて、本プロジェクトから派生した取り組みとして、HWHの手法と成果を広く現存の歴史・平和教育のなかに応用し広げていくために、社会科・歴史教員、学芸員、平和ボランティアなども使えるプログラムとして提案するべく、9月15日、立命館大学国際平和ミュージアムにおいて新たな平和教育プログラムを試行し、『立命館平和研究』に「歴史・平和教育における「二次受傷」をどう考えるか~立命館大学国際平和ミュージアムにおける平和教育の現状と可能性」として報告した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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