研究課題/領域番号 |
23320147
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 神奈川県立金沢文庫 |
研究代表者 |
永井 晋 神奈川県立金沢文庫, 学芸課, 主任学芸員 (00443408)
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研究分担者 |
永村 眞 日本女子大学, 文学部, 教授 (40107470)
山家 浩樹 東京大学, 史料編纂所, 教授 (60191467)
西田 友広 東京大学, 史料編纂所, 助教 (90376640)
高橋 悠介 神奈川県立金沢文庫, 学芸課, 学芸員 (40551502)
西岡 芳文 神奈川県立金沢文庫, 学芸課, 学芸課長 (90443407)
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キーワード | 金沢文庫古文書 / 称名寺聖教 / データベース化 / 紙背文書論 |
研究概要 |
・初年度なので、事業計画を説明する全体会を7月1目に実施し、事業計画と各分担者・協力者・アルバイトの役割分担を定めた。 ・神奈川県教育委員会に対して、金沢文庫文書のデータベースを教育委員会HPを通じてアップロードをするための調整を開始した ・『重要文化財金沢文庫文書』の書誌情報入力は、粗データの入力を100%完了 ・『重要文化財金沢文庫文書』の本文粗データは、2700通分(65%)分作成済。 ・『重要文化財金沢文庫文書』の入力用画像データは、2500通分(61%)撮影終了。 ・『重要文化財金沢文庫文書』と『鎌倉遺文』・『神奈川県史』等の既存の史料集との番号対照表の作成を開始。 ・『重要文化財金沢文庫文書』と接続する史料として、大阪歴史博物館寄託の『久米多寺文書』の写真撮影及び大和文華館所蔵中村直勝氏収集文書の写真撮影を11月18日・19日にかけて実施。 ・『重要文化財、金沢文庫文書』の紙背にある聖教の粗データについては、書誌データを100%入力完了。検索用の関連付は次年度からの予定。 ・データベース構築システムに関しては、デモ用画面が作成され、入力用画面の構築が完成。次年度以後の作業として、表示のための入力データの制御と検索のための関連づけについては、次年度の作業となる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
神奈川県立金沢文庫は首都圏にあるため、研究協力者及びアルバイトとして科研の基礎的な作業をサポートしてもらえる人材が集めやすい。既に作成されているデータや今年度入力用に校正を加えてデータベース入力用に加工する作業が著しく進んだことは、今後の複雑化する作業の前倒が可能となり、より精緻なデータベースを公開できる。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度 ・『重要文化財金沢文庫文書』の入力用粗データ作成と公開用画像の撮影を完了する。 ・データベースシステムの検索用データの整備と関連づけに関するシステム開発。 平成25年度 ・中間報告会の実施。データベース本文の校訂と画像データの関連づけの不備の確認など本文校訂作業の開始及びデモデータによるシステムの稼働状況の点検作業と修正の開始。
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