研究課題
本研究の目的は,中学校数学科において,“課題解決のために証明を構想し実践し評価・改善する”という「課題探究型の証明」のカリキュラムを構築し,授業改善等に活用することである。この目的を達成するために,平成27年度は,授業化に基づくカリキュラム開発枠組みの精緻化,『内容ー活動対応表』に基づく授業化の更なる充実について,次の成果をあげた。■授業化に基づくカリキュラム開発枠組みの精緻化昨年度の授業化を通じて「課題探究型の証明」のカリキュラムの理論的な課題の解決には中学校数学科の領域固有性の重視が不可欠との判断に至り,領域「数と式」では,本領域における課題探究型の証明に固有なカリキュラム開発枠組みを構築するとともに,領域「図形」では,従来のカリキュラム開発枠組みにおける移行過程と各学年との対応関係について精緻化した。■『内容ー活動対応表』に基づく授業化の更なる充実『内容ー活動対応表』(中学校各学年の領域「数と式」及び「図形」において意図される活動を学習指導要領解説の小項目(内容)に応じて考案し,一覧表として整理したもの)と,『授業レシピ』(内容ー活動対応表において各内容に位置づけられた活動を実現するための単元展開案及び学習指導略案)に基づいて,中学校数学科の教師と連携し,学習指導案及びワークシートを作成し,授業を実践し,授業記録等をもとに学習指導案等を修正した。この一連の取組(「授業化」)のうち,特に,平成27年度には,平成26年度に実施できなかった学習指導要領解説の小項目(内容)について進めることによって,授業化を充実した。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Proceedings of the 13th International Congress on Mathematical Education
巻: 未定 ページ: 未定
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