マイクロ触媒化学プロセスに関する反応工学の展開のために、分光学的手法を駆使した反応系のin situ 解析を行った。微少領域の測定のため、赤外から紫外にわたる顕微分光法を開発して、反応条件下での触媒反応の解析を行った。 基礎的研究として、多相系反応器の解析のためのシミュレーションを一部タイ国との国際共同研究として行ない、ガイドライン構造による有機・水2相層流の形成について検討した。一方、気相触媒反応系の顕微分光手法の実験的検討として、反応中のスペクトル測定を試みた。プロパンとシクロヘキサンの脱水素反応を行い、紫外分光と赤外分光を併用して反応経路および触媒上の活性点について検討を行った。
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