研究成果の概要 |
われわれは膝、腰椎、股関節の関節裂隙、骨棘、その他OA 指標を定量化する自動定量システムを開発し、厳密なOA の国際比較を可能とした。本研究では、日本The ROAD Study(3,040例), 英国The Chingford Study(1,353例)のコホート研究による国際共同研究を行い、膝、腰椎、股関節における関節裂隙幅、骨棘形成、その他OA 指標の基準値の確立及び人種間差の解明を行うとともに、特に男性において膝関節裂隙狭小化だけでなく骨棘形成もADL, QOLにおおきな影響を与えていること、さらには栄養状態や職業活動歴が膝関節裂隙狭小化や骨棘形成と有意な関連があることを明らかにした。
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