研究課題/領域番号 |
23390523
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 聖路加看護大学 |
研究代表者 |
麻原 きよみ 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (80240795)
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研究分担者 |
小林 真朝 聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (00439514)
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キーワード | 公衆衛生看護 / 倫理教育 / 保健師 / 学士課程 / 大学院 / 専修学校 / 短期大学 / カリキュラム |
研究概要 |
本研究は、保健師教育機関(専修学校・学士課程・大学院)における「公衆衛生看護の倫鍾」教育のためのモデルカリキュラムと教育方法および教材を開発し、「公衆衛生看護の倫理」教育モデルを構築・検証することを目的としている。平成23年度は基礎調査として、研究者間で研究方針、内容等研究に関する計画の検討を行った上で、(1)全国の保健師教育機関における公衆衛生看護の倫理教育に関する実態調査、および(2)文献、先行研究、先進教育機関の調査を行った。 1.全国の保健師教育機関における公衆衛生看護の倫理教育に関する実態調査 1)対象:全国の保健師教育機関(専修学校・短期大学専攻科・学士課程・大学院)233校の公衆衛生看護学の責任者。 2)調査内容:属性、所属機関、学生定員、教員数、保健師教育の実施形態、公衆衛生看護の倫理に関する科目、授業時間数、教授する教員、教授すべき内容(倫理原則、基本的人権、個人情報とその保護、研究倫理、職業倫理、自己決定、公共資源の配分、活動の優先順位、スクリーニングの基準に関わる倫理、環境、虐待・DV、感染症コントロールに関わる倫理等)、公衆衛生看護に重要な倫理的テーマ・課題等。 3)調査方法:自記式質問紙調査。 2.文献、先行研究、先進教育機関の調査 公衆衛生看護に関する文献検討を行った。また先進教育機関の調査として、カナダトロント大学を訪問し、公衆衛生看護学の看護倫理研究者であるDr.Elizabeth Peterから研究の方向性と内容、調査方法等に関するコンサルテーションを受けた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究に関する問題は特になく、計画通りに進展している。実態調査に関してはほぼ終了して集計中である。
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今後の研究の推進方策 |
実態調査データを分析し、その結果に基づいて、我国において汎用性の高い「公衆衛生看護の倫理」教育のためのモデルカリキュラムと教育方法および教材を検討・開発していく予定である。
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