研究課題/領域番号 |
23402002
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
隅田 学 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (50315347)
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研究分担者 |
室伏 きみ子 お茶の水女子大学, その他部局等, 教授 (00103557)
土田 理 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (10217325)
溝邊 和成 兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (30379862)
深田 昭三 愛媛大学, 教育学部, 教授 (50228863)
北野 幸子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (90309667)
向 平和 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (20583800)
大貫 麻美 帝京平成大学, 公私立大学の部局等, 講師 (40531166)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 幼年期の科学教育 / 世界基準 |
研究概要 |
本研究では,科学の主要領域をカバーする形で利用可能な教材を調査・検討し,幼稚園,生活科,理科学習への移行も視野に入れて,世界的な文脈の中で幼年期の科学教育スタンダードを構築することを目的としている。平成24年度は,平成23年度に引き続き,世界で先端的に実践されている幼年児を対象とした科学教育の「教材内容」と「方法」に関する海外調査を行った。具体的には,米国アトランタにおいて行われたNAEYCに参加し,米国で行われている幼少期の子どもを対象とした科学教育や教材について,情報を収集した。また,米国で開発された環境教育プログラム「プロジェクトワイルド」の幼児版「Growing WILD」の基礎となったアイダホ版のプログラム「WILD About EarlyLearners」の講習会に参加し,資料収集を行った。イタリア共和国については,レッジョ・エミリア市で行われたSecond International Summer School in Reggio Emilia and Ligonchioに参加し,資料収集をした。レッジョ・エミリアの教師等の講演・実習,現地の幼児学校訪問などを通して,多数の資料を収集できた。現地の教育実践に直に触れ,幼児教育におけるプロジェクトのあり方についての実際的な知識を得た。フランスについては,2012年度のLa maine a la pateのTraining Sessionで得られた情報を基に,2013年2月にLa meison des Scienceと連携幼稚園を訪問し,幼稚園と小学校へ提供しているプログラムと教材について情報提供を受けた。ノルウェー,デンマーク,スウェーデン,フィンランドについても,幼稚園教育要領の科学分野の領域についての資料を取集し,訳出,比較すると共に,ノルウェー,デンマークの園を訪問し,観察およびインタビュー調査を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の具体的計画内容はおおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
昨年度の渡航調査を経て,研究ネットワークも拡がり,今年度はさらに充実した調査・分析が期待できる。大量の資料が既に収集されているので,本年度は渡航調査と共に,分析やモデル化の部分も積極的に進めていく。
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