研究課題
基盤研究(B)
コモンズの管理では、誰がコモンズの管理権を持つべきか、権利の根拠は何かについて、アクター間で合意が求められる。本研究ではコモンズ管理をめぐる自他の権利に対する承認可能性を正当性と定義し、沖縄県と内モンゴルにおける調査研究、ならびにゲーミングによる実験結果をもとに、正当性を検討することの学術的・実践的価値を論じた。沖縄での調査は、正当性の判断にあたり制度的基盤が認知的基盤を阻害することを示した。内モンゴルでの調査結果は、牧草地に対する評価の差異によりアクター間で正当性の不一致が生じることを示した。“誰がなぜゲーム”の結果は、アクター間の合議が正当性の相互承認構造を変化させることを示した。
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