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2012 年度 実績報告書

インドシナにおける伝統的農産物加工品の高付加価値化に関するビジネスモデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 23405048
応募区分海外学術
研究機関名古屋大学

研究代表者

伊藤 香純  名古屋大学, 農学国際教育協力研究センター, 准教授 (10467334)

研究分担者 前多 敬一郎  東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30181580)
山内 章  名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (30230303)
松本 哲男  名古屋大学, 農学国際教育協力研究センター, 名誉教授 (30313977)
矢倉 研二郎  阪南大学, 経済学部, 准教授 (20454647)
小川 雅廣  香川大学, 農学部, 教授 (10398034)
研究期間 (年度) 2011-11-18 – 2014-03-31
キーワード高付加価値化 / 農産物加工品 / カンボジア / 生計向上 / ビジネスモデル
研究概要

1.伝統的技法に関する調査:これまでの研究において、商品化の可能性が示唆されていた女性を購買層とした新たな商品として、甘みを伴う果実酒について調査を行った。さまざまな果実を用いたリキュールの試作と試飲を繰り返した結果、果実としては現地の人々になじみのあるタマリンドが適切であると考えられた。またその加工方法について検討を行った。さらに、その市場性を確認するための試飲会を伴った市場調査などを実施した。
2.品質向上のための技術指導:上記商品の品質向上のための改善点を見いだし、試食会等を通じて品質向上に取り組んだ。また製品の包装方法などの改善も行い、衛生的な保存方法を確立させた。
3.試作品の製造と市場調査:試作品のポテンシャルを判断するとともに改良点を見出すことを目的とした試飲会兼アンケート調査の準備を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

試作品のポテンシャルを判断するとともに改良点を見出すための試飲会兼アンケート調査を実施する予定となっていたが、実施を予定していた大規模なお祭りが、前国王の死去により急遽中止となり、同規模のアンケート調査を実施するために、他の祭事を待つ必要が生じたため。

今後の研究の推進方策

1.昨年度に計画されていたアンケート調査を実施し、データ解析を通じて商品のポテンシャルを見出すとともに、適切な流通方法を検討する。
2.流通・販売の実践を行い、その結果に基づいた流通システムを確立させることで、商品の本格的な販売を開始する。
3.商品化の後の市場や消費者の反応・商品認識を確認するためのアンケート調査を実施し、高付加価値化が達成されたか否かを判断するための分析を行う。また、モデル構築に向けた分析を行う。
4.研究結果を取りまとめ、主な対象地域であるカンボジア国内の関連省庁や大学への状況発信を行うとともに、研究成果に関する学会発表や論文執筆を行う。

研究成果

(2件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 備考

  • [雑誌論文] カンボジアにおける農民の組織化に向けた課題:酒造グループ形成の事例から2012

    • 著者名/発表者名
      伊藤香純
    • 雑誌名

      国際農林業協力

      巻: 35 ページ: 10-20

  • [備考] 農学国際教育協力研究センター:プロジェクト開発研究領域

    • URL

      http://iccae.agr.nagoya-u.ac.jp/activities/project_indochina.html

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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