研究課題
基盤研究(C)
げっ歯類は捕食動物の匂いに対して先天的に恐怖・ストレス反応を示すことが知られている。本研究では、元々何の影響も持たないような人工臭であっても、生育環境臭とすることで(生育時にその匂いを経験することで)、成体になってからの捕食者臭誘発ストレス反応を緩和する、いわゆる癒し効果を示すこと、さらにこれらの効果は直接的にストレス関連神経活動を抑制した結果であることを示唆した。これらの知見は経験による匂い物質に対する感受性の変化、つまりは個体差の形成に重要であるだけでなく、嗅覚情報処理過程の解明の礎となるものと考えている。
すべて 2014 2012 2011
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件)
Aroma Res
巻: 15 ページ: 3-9
応用物理
巻: 83(1) ページ: 43-47
NeuroReport
巻: 23 ページ: 1071-1076
Neurosci. Res
巻: 71 Suppl:e357