メンタルヘルスサポート事業に参加している企業従業員約2500人に関する首尾一貫感覚(SOC)、自己効力感(SE)、ストレスレスポンス、傷病手当およびレセプト等のデータを収集してコホートデータベースを作成した。当該データベースを用いて、SOCと将来のメンタル疾患による受療リスクとの関連、ストレスレスポンスと抑うつによる傷病手当受給リスクとの関連、および自己効力感と気分障害による受療リスクとの関連が明らかとなった。また、個人の受療リスクを算出する表計算シートを試作したが、予測精度の検証が今後の課題である。
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