研究課題/領域番号 |
23500898
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研究機関 | 神戸松蔭女子学院大学 |
研究代表者 |
竹田 美知 神戸松蔭女子学院大学, 人間科学部, 教授 (00144634)
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研究分担者 |
正保 正惠 福山市立大学, 教育学部, 教授 (00249583)
山下 美紀 ノートルダム清心女子大学, 文学部, 教授 (40289187)
大石 美佳 鎌倉女子大学, 家政学部, 准教授 (80298249)
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キーワード | 奨学金 / 返済不安 / 家族資本 / キャリアデザイン / 生きづらさ |
研究概要 |
平成25年度は平成23年度に実施したアイオワ州立大学の職員に対するインタビュー調査分析をもとにアイオワ州立大学の大学生を対象としたアンケート調査の調査項目の検討を4月から6月にかけて行った。7月から8月にかけて平成24年度に実施した日本の大学生対象のアンケート調査の分析も行った。これらの質的調査と量的調査の分析をもとにして、調査票を翻訳し、IOWA STATE University Instituonnal Review Boardに対してアンケート調査の申請を行った。しかし調査倫理の点から一部の調査項目しか認められず、同時期に実施されていたIOWA州立大学の学修行動調査の調査とこれらの調査項目が重なることからIOWA州立大学の学修行動調査の結果を利用することのみが許可され、比較対象として行う福山市立大学における調査票の修正をせまられることになった。 10月から11月にかけて、平成24年度に実施した神戸松蔭女子学院大学、鎌倉女子大学、ノートルダム清心女子大学における調査内容とアイオワ州立大学における学習行動調査の内容をいれた新しい調査項目を作成した。12月から1月にかけて福山市立大学においてアンケート調査を実施し2月から現在にいたるまで分析を行っている。分析結果は平成26年5月に開催される家政学会で2報告および6月に開催される大学教育学会委報告、学会発表の予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
IOWA STATE University Instituonnal Review Boardには、時間をかけて申請書を作成したにもかかわらず、調査倫理の点から当初予定したアンケート調査が実施できなかったのは残念であった。しかしアイオワ大学の学修行動調査の結果を得ることができたので、その後に比較予定をしていた福山市立大学の調査票に反映することができた。実施予定であった調査および分析はおおむね順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
今後は予定されている学会発表に向けて準備を進め、報告書作成にむかって分析を進める予定である。 日米比較については、限定的な質問だけになってしまったが数値の比較だけではなくその背景にあるシステムにも言及し日米の組織におけるインタビュー調査の結果を参照しながら進めていきたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
アイオワ州立大学研究倫理員会にかけたが、アイオワ州立大学における調査票配布が不可能のなり、調査票の印刷や回収、分析にかかる費用が余剰となったため。 剰余金は26年度にはこれを補完するアイオワ州立大学学修調査の分析と福山市立大学における調査の比較分析にかける費用に充てる予定である。またすでに福山市立大におけるアンケート調査は実施しこれを補完するインタビュー調査も計画している。
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