研究課題
基盤研究(C)
免疫応答を制御するサイトカインであるインターロイキン-10 を産生する細胞の出現に関わる腸内菌を探索した。マウス小腸粘膜内のB細胞の一種と考えられる細胞群が、無菌状態ではほとんど存在せず通常マウス糞便を投与すると増加すること、マウスの週齢に依存して増加することを見いだした。腸管内のグラム陽性菌を減少させる抗菌薬投与によりこの細胞群は減少し、グラム陽性菌であるEnterococcusのみを定着させると増加した。この細胞群は抗菌物質の産生や組織修復に関わるインターロイキン-22も産生した。未感作T細胞移入による大腸炎を抑制し、抗インターロイキン-10抗体の投与により抑制効果はキャンセルされた。
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