本研究は,自らの手で縮尺鉄筋模型を組み,平面図面からの構造物の立体視を行える能力を高めるとともに,その部位に鉄筋が必要であるか等を理解させるための教育ツールシステムの開発を主たる目的としたものである。 本研究により,縮尺鉄筋を用いた構造部材および構造物モデルの作成,縮尺鉄筋およびミニチュアコンクリートの基礎物性,縮尺模型での温度応力によるひび割れ制御に関する実験、断面寸法・鉄筋比等を変えた模型はりの曲げ実験を行い,実習教育システム構築,施工・ディテールツールの開発,構造設計等の教育ツール開発のための資料を得た。
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