研究概要 |
stageII大腸癌約300例を対象とし、粘膜下層先進部、漿膜下層先進部、中央部、周堤部から採取した直径2mmの円柱状組織から組織マイクロアレイのブロックを作成、免疫染色により、浸潤・細胞接着・細胞増殖・細胞周期・アポトーシス・癌幹細胞・間質の組成・リンパ球に関するマーカーなど、タンパク発現について評価を行った。結果、CD133, laminin-5, mesothelin, CD44, beta-catenin, E-cadherin, SLXの先進部における発現性が予後因子として重要であることが示された。今後これらの分子が標的治療の対象となる可能性がある。
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