研究課題
基盤研究(C)
地球規模の環境変動に対する普遍種と地域固有種との応答の差を、本州北部に分布する一次生産者を対象として検証した。陸奥湾における海草の分布調査の結果、北半球のほぼ全域に分布するアマモは浅い地点に、地域固有種であるスゲアマモは、深い地点に分布する帯状構造が認められた。一次生産の指標である蛍光を測定したところ、常にアマモがスゲアマモより高い値を示した。また、温暖化と海洋酸性化との複合的な影響を評価するために、大型一次生産者を対象とした、閉鎖系の実験装置を開発した。実験の結果、スゲアマモの方が温度上昇に対する耐性が低い傾向にあることが示された。
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日本生態学会誌
巻: 63 ページ: 283-286