1. 非保護テロメア端の末端結合修復と53BP1、Rad18の関係について調べた。53BP1-/-MEF、Rad18-/-MEF、野性株MEFを用いて非保護テロメア端の結合能を測定した。Rad18の関与は認められなかった。53BP1は大きな関与が認められた。 2. 非保護テロメア端の末端結合修復と細胞周期依存性について調べた。53BP1-/-MEFはRad18-/-MEF、野性株MEF と比較して、T-SCE(テロメア末端姉妹染色体分体組換)が高頻度に起こることがわかった。このことは、極めて相同性の高い部位における組換修復の機構を検討する上で重要な知見を与えてくれるものと考えられる。
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