研究課題
本研究課題最終年度においては、これまでの資料調査や文献解釈の成果を口頭発表や刊行物などを通じて公開することに重点を置いて活動を行った。具体的には、研究代表者・分担者ともに7月ポーランド・クラクフで開催された第33回国際美学会、8月英国・ブライトンで開催された第15回モダニズム学会に参加し、前者においては代表者・分担者ともに口頭発表を行った。さらには、9月4日に、イースト・アングリア大学において、“Cinema as an Aesthetic Leveller: Modernist Literature, Modern Epistemology and Japanese Sensibility”と題した共同発表(招待講演)を行った。司会に同大学の研究科長Bronwen Wilson教授ほか、David P. Corbett教授、海外共同研究者のPaul Edwards教授(バース・スパ大学→イースト・アングリア大学)ら英国モダニズム研究者が参加した。秋には、当初から予定していた海外共同研究者のEdwards教授を招聘した英語による公開研究会“Wyndham Lewis’s ‘Time and Western Man’”を大阪大学において実施した。公開研究会には、教員5名、学生10名が参加した。また、これまで収集の遅れていた映像関連データについては、とくにこの研究の結果、重要な時期であることが明らかになった1920年代にイギリスで公開された映画作品(“Der Golem : Wie er in die Welt kam(1920)”, “Аэлита(1924)”, “Beau Brumell(1924)”などのフィルム)を中心に収集を行った。主な刊行物としては、研究代表者が『イメージと意味の本』(翻訳)を、分担者が『自然学|SHIZENGAKU』(共著)を作成した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件) 図書 (3件)
The challenge of the object: 33rd congress of the International Committee of the History of Art, Nuremberg, 15th - 20th July 2012 / CIHA 2012
巻: Parts 2 ページ: 1287-1290
『立命館大学言語文化研究』
巻: 25(I) ページ: I-7
DB:NII-ELS, http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/lcs/kiyou/pdf_25-1/RitsIILCS_25.1pp.1-7KANAME.pdf