研究課題
基盤研究(C)
大島本源氏物語の原本の擦消。改変などを調査した。その結果「とん」が抹消されて「とも」に改編されている。「ん」の字は10世紀段階では、「も」と「む」と表現されている。そうなると、本来の「とん」は意味が通じない語彙であるため「とも」と、後世に直っされていることは、大島本は10世紀の用語が残っている写本となる。その結果、大島本は紫式部の創作の時代に最も近い写本であるとの研究成果を得た。
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いとくら (国際仏教学大学院大学日本古写経研究所)
巻: 8号 ページ: 5-6