研究課題
基盤研究(C)
文の時間的特性を決定する要因として最も重要なのは述語の時制・アスペクト形式と述語幹の時間的性質であるが、これに加えて、文に含まれる名詞が表示する事物の数量的性質と定性が関与してくる。事物が不定である場合には、名詞が表示する対象が無限個になりうる。この時、述語のアスペクトが部分相であれば、文が表示する事態の個数は無限個となる。特に述語の時制が現在である場合には、あらゆる時区間で成立する事態を表示する。