中国人日本語学習者は、読んだり書いたりするのに比べて、聞いたり話したりするのが苦手な傾向があり、とくに長く話すのが苦手なことが多い。そこで、独話における中国人日本語学習者の接続詞・感動詞の使用実態を、日本語母語話者と比較しながら調査した。 接続詞については、日本語のレベルが上がるにつれて、また留学経験によって、その使用数とそのバリエーションが増加する一方、感動詞については、日本語のレベルが上がるにつれて、また留学経験によって、その使用数が減少する傾向にあることが調査をつうじて明らかになった。なお、接続詞には母語の影響はあまり見られないが、感動詞には母語の強い影響が見られることもわかった。
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