本研究では、英語圏で実施されている読み書き能力回復プログラム(Reading Recovery Program)(RRと略記)について研究し、その指導理念と指導方針を日本の早期英語教育に応用する指導法及び教材モデル開発を目指した。オーストラリア、ニュージーランド、米国、カナダへ出張し、RRの教員及びLeader研修にも参加したことにより、このプログラムの理解を深めることができた。日本の小学生にこの考え方を応用して、文字、音、意味の理解を念頭に置き、文字及びフォニックス指導を取り入れた読み書きタスクを実践した結果、児童の英語の理解を深めることができるという示唆を得ることができた。
|