証券会社の独立性に関する分析

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23530391
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 財政学・金融論
• 研究機関: 関西大学
• 研究代表者: 太田 浩司 関西大学, 商学部, 教授 (70366839)
• 研究分担者: 近藤 江美 帝塚山大学, 経営情報学部, 専任講師 (50581485)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: アナリスト予想 / バイアス / 情報内容 / 経営者予想 / 株式レーティング / 利益予想

研究概要

本研究では，アナリスト・レポートに含まれている，アナリスト推奨や利益予想情報に対して，市場がどのような反応をしているかについて調査している．結果は，市場はアナリスト推奨と利益予想の両情報に反応しており，また，経営者自らが開示する経営者利益予想情報を所与としても，さらに追加的な情報内容を有しているというものであった．このことは，アナリストは市場に追加的な付加価値を付与しているということを示すものであるといえる．

研究成果

• [雑誌論文] アナリストの利益相反と予想特性に関するレビュー (2014)
  • 著者名/発表者名: 近藤江美
  • 雑誌名: 帝塚山経済・経営論集 巻: 第24号 ページ: 53-82
  • URL: http://ci.nii.ac.jp/naid/110009684666
• [雑誌論文] 倒産企業の開示する業績予想と会計操作 (2013)
  • 著者名/発表者名: 太田浩司,乙政正太
  • 雑誌名: 現代ディスクロージャー研究 巻: 第13号 ページ: 79-96
  • URL: http://www.jardis.org/publications/cdr/
• [雑誌論文] Information Content of Analysts'Stock Ratings and Earnings Forecasts in the Presence of Management Earnings Forecasts (2012)
  • 著者名/発表者名: Ota, K
  • 雑誌名: The Japanese Accounting Review 巻: Vol. 2 ページ: 87-116
  • DOI: 10.11640/tjar.2.2012_87
  • 査読あり
• [学会発表] 企業評価における予測指向と歴史的会計情報の有用性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 太田浩司
  • 学会等名: 日本会計研究学会第72回大会
  • 発表場所: 中部大学
  • 年月日: 20130905-06
• [学会発表] Feltham-Ohlsonモデルの実証研究 (2013)
  • 著者名/発表者名: 太田浩司,斉藤哲朗,吉野貴晶
  • 学会等名: 日本会計研究学会第72回大会
  • 発表場所: 中部大学
  • 年月日: 2013-09-05
• [学会発表] コンセンサス予想の経営者予想に対する優位性の決定要因 (2013)
  • 著者名/発表者名: 太田浩司,河瀬宏則
  • 学会等名: 日本ファイナンス学会第21回大会
  • 発表場所: 武蔵大学
  • 年月日: 2013-06-02
• [学会発表] アナリスト予想vs経営者予想(過則勿憚改) (2013)
  • 著者名/発表者名: 太田浩司
  • 学会等名: 日本ディスクロージャー研究学会第6回研究大会
  • 発表場所: 神戸大学
  • 年月日: 2013-01-13
• [学会発表] White, Newey-West, Cluster-robust, Fama-MacBethの標準誤差の理論と応用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 太田浩司
  • 学会等名: 日本経営財務研究学会第36回全国大会
  • 発表場所: 専修大学
  • 年月日: 2012-11-06
• [学会発表] White, Newey-West, Cluster-robust, Fama-MacBethの標準誤差の理論と応用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 太田浩司
  • 学会等名: 日本会計研究学会第71回大会
  • 発表場所: 一橋大学
  • 年月日: 2012-09-01
• [備考]
  • URL: http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~koji_ota/